驚きとワクワクが止まらない 舞台『千と千尋の神隠し』が開幕！　会見＆舞台写真＆レポート

3月2日（水）に帝国劇場にて、舞台『千と千尋の神隠し』が開幕。3月3日に会見が行われた。
帝国劇場での公演は、3月29日（火）まで。その後、大阪・福岡・札幌・名古屋にて公演。

2001年封切で爆発的な大ヒットとなって以来、愛され続けている映画『千と千尋の神隠し』を、『レ・ミゼラブル』の世界初演の潤色・演出を担ったジョン・ケアードが翻案・演出を手掛け、主演・千尋役にはドラマ・映画などで大活躍、今回が初舞台となる橋本環奈と、連続テレビ小説 『カムカムエヴリバディ』で一人目のヒロインを演じた上白石萌音がWキャストでつとめる。

開幕に先立ち、橋本環奈が千尋役をつとめて行われたゲネプロを観劇したが、あの映画の世界が帝国劇場の舞台1つの上に見事に再現されていて、驚きとワクワクが止まらなかった。しかも、原作映画への愛と尊敬が満ち溢れていることが感じられる丁寧な作り。

橋本環奈演じる千尋も、橋本が演じていることをすっかり忘れてしまうほどに、すっかり千尋。どのキャラクターもキラメキを纏うほどに生き生きとして存在感にあふれている。そして、入れ替わることなく、ずっとひとつの舞台で見せ続けてくれる魔法のようなセット！帝国劇場の舞台が、これほど高く大きく深く感じられたことはない。

映画の世界を舞台に作り出す魔法と、生きている千と千尋を是非、劇場で体感して頂きたい。

【会見】千尋 橋本環奈／上白石萌音 湯婆婆・銭婆 夏木マリ／朴 璐美　が登壇。MCを青蛙役のおばたのお兄さんが担当した。

2日に初日を終えた橋本＆夏木と、会見後に初日を控えた上白石＆朴。それぞれの思いを語ってくれた。
スタジオジブリ鈴木敏夫プロデューサーからの観劇後 感想コメントも披露され、上白石萌音が涙ぐみそうになる場面も。橋本環奈の強心臓ぶりも明らかになった会見の模様は動画でご覧ください。

【舞台写真】

千尋  橋本環奈

千尋  上白石萌音

湯婆婆/銭婆  夏木マリ

湯婆婆/銭婆  朴 璐美

ハク  醍醐虎汰朗

ハク  三浦宏規

リン  咲妃みゆ

釜爺  橋本さとし

青蛙のユーモアや、釜爺の強面な優しさにもホロリとさせられる。いくつもの魔法は、アンサンブルキャストたちが生み出す！その一人ひとりの力量もすばらしい！数えきれないほどの見どころに圧倒されますよ！

 舞台『千と千尋の神隠し』
原作：宮﨑 駿
翻案・演出：ジョン・ケアード
共同翻案 ：今井麻緒子
オリジナルスコア：久石 譲
音楽スーパーヴァイザー・編曲：ブラッド・ハーク
オーケストレーション：ブラッド・ハーク／コナー・キーラン
美術：ジョン・ボウサー
パペットデザイン・ディレクション：トビー・オリエ
振付：井手茂太