映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』の完成披露試写会が7月15日、東京・TOHOシネマズ日比谷にて行われ、主演の寺田心をはじめ、共演の杉咲花、大沢たかお、三浦貴大、大島優子、赤楚衛二と、三池崇史監督が舞台挨拶に登壇した。
1968年からの三部作、2005年には平成版が興行収入20億円の大ヒットを記録した映画『妖怪大戦争』が、令和の新たな時代と共にスケールアップしてスクリーンに『妖怪大戦争 ガーディアンズ』としてスクリーンに復活する。今回の主役・渡辺ケイ役は、名子役として名高い寺田心。監督は2005年版に引き続き、日本映画界の鬼才・三池崇史。製作総指揮に角川歴彦と荒俣宏が名を連ねるという豪華ぶりだ。誰もが知る有名妖怪を始め、映画オリジナルの妖怪、さらに今回は世界中のモンスターも加わり、妖怪ワールドが拡大していく超ド派手エンターテイメント。
豪華キャスト陣との登壇に、寺田は「懐かしいといいますか、撮影していたときの気持ちに戻りますね。撮影中は素顔でお会いすることがなかったので、今回、『はじめまして』という感じで、不思議な心境です」と、久しぶりの再会を喜びつつ、特殊メイクをしていない共演者たちに戸惑いも。
今回初めてワイヤーアクションに挑戦した寺田は「地面に足がつかないので、身体が思うように動かずに大変でした」と苦労を見せるも、「大きく飛ぶと超人になったような気分になって楽しかったです」とニッコリ。
寺田とともにアクションシーンをすることが多い狐面の女役の杉崎は「私は常にお面をつけているので視線が狭い中のアクションは難しかったですね」と振り返った。
今作では特殊メイクにその都度多くの時間をかけて撮影に臨んだキャストたち。各々約3時間かけてメイクをしていたそうだが、隠神刑部役の大沢は「これまで妖怪を演じることはなかったので楽しかったです。タヌキは実際にいないので前にタヌキの絵を置いてもらって話しかけていました」と笑顔を見せる。
そんな隠神刑部に惚れる雪女を演じた大島は「今日も大沢さんの隣で嬉しい。アクリル板に挟まれているところもキュンとします」と大沢を見つめ、「顔に氷を張り付けるときは寝ながらやりました。すぐに取れてしまうので私が歩いた跡が分かるんです(笑)」と明かした。
天狗役の三浦は「これまでイメージしていた天狗とは少し違うビジュアルです。ただ、メイクで鼻だけが凄く高くなっていて、ペットボトルの飲み物が飲めなかった･･･」と、特殊メイクならではの不便もあったようだ。
天邪鬼を演じた赤楚について、三池監督は「赤楚さんがどこに出ていたか分からないと思いますよ。（本人を完全に消していて）ほんと、すげー役者だなと思う」と絶賛。
そんな赤楚は「僕は心くんからずっといたずらをされていまして･･･」と告白。寺田は「赤楚さんはリアクションが大きいので面白いんです。特に寒気がする洞窟での撮影が多かったので、洞窟は絶好のいたずらスポットでした」と、コミュニケーションを取っていたようだが、赤楚は「本当に怖いのが苦手で･･･。驚かされてずっと寿命が縮んでいました」と苦笑いしていた。
また、杉崎は「こんなにしっかりしている心くんですが、とてもご飯が好きなんですよ。撮影の合間に餃子を食べに行ったとき、凄くテンションが上がっていました。お店に着くと私の手をとって『早く行こう！』と連れて行かれました」と語ると、寺田は「本当に食べることが好きなんです。お恥ずかしい」と照れ笑い。
イベントでは、「誰が一番妖怪っぽいか？」という問いかけも。寺田、大沢、大島は三池監督を指名。寺田は「全てのことを知っているところが妖怪っぽい」と言うと、大沢は「見た目から全部妖怪です」と笑い、大島は「瞳がピュアで、妖怪のようです」と理由を述べていた。
本作の注目ポイントについて、寺田は「技術の集まりです」とキッパリ。「細部に渡って最高の美術が施され、それに演技が相まって素晴らしい作品になっています。特殊メイクなど本当に妖怪で、そのお芝居にずっと驚かされていました」と自信を持ってアピールした。
映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』
寺田心
杉咲花 猪股怜生 安藤サクラ ／ 神木隆之介
大倉孝二 三浦貴大 大島優子 赤楚衛二 SUMIRE
岡村隆史 遠藤憲一 石橋蓮司 ／ 柄本明
大森南朋 ／ 大沢たかお
監督：三池崇史
製作総指揮：角川歴彦、荒俣宏
脚本：渡辺雄介
音楽：遠藤浩二
制作プロダクション：OLM
配給：東宝、KADOKAWA
©2021『妖怪大戦争』ガーディアンズ
映画公式サイト：http://kadokawa.co.jp/yokai
公式ツイッター：@yokai_movie
8月13日（金）全国ロードショー！
