『劇場版 がんばれ！TEAM NACS』の公開記念舞台挨拶が、9月4日、東京・TOHOシネマズ 日本橋にて行われ、TEAM NACSメンバーの森崎博之、安田顕、戸次重幸、大泉洋、音尾琢真と、堀切園健太郎監督が登壇した。
TEAM NACSの結成25周年とWOWOWの開局30周年を記念したプロジェクト「がんばれ！TEAM NACS」は、メンバーが戦隊ヒーローに扮した「バック・トゥ・ザ・戦隊・フューチャーズ」をはじめ、国民的グループを目指すための「NACS新メンバーオーディション」など奇想天外、TEAM NACSの魅力を存分に味わえる企画満載の番組。その全話を再編集し、放送では見ることのできなかった爆笑の未公開シーンやメンバー5人の本音が詰まったインタビュー映像も盛り込まれ劇場版としてスクリーンに登場。
大泉は「5人揃って集まるのは久しぶりですね」と楽しそうに笑顔で挨拶したが、上映後に登場したメンバーたちを見て涙するファンも。劇中でチームが解散する！？という内容から、ファンは目の前に現れた5人に安堵し、感極まった様子。
リーダーの森崎は「あれ？泣いてるの？（映画は）フィクションですから！」とファンに優しく声をかける。“解散”というセリフは監督から森崎に言ってほしいとの要望があったそうで、その時の気持ちを尋ねられると「私が言うのが一番ショックだなと思ったので受けました」と森崎。「でも、どこまでフィクションか、どこからがリアルなのか演じていてわからなくなりましたね。いつかこんなことがあるのかな、イヤだなと思った。あれは芝居ではなくてリアルな言葉だったと思います」としみじみと振り返った。
さらに「実は1996年3月に一度解散してスタートしているので再結成中なんです。だから、なかなかそう（解散）はならない･･･」と話を続けると、思わず大泉が「リーダーは話が長いよ！ こっちまでマイクが回ってこなくなる」と愚痴る一幕も。
番組では先日WOWOWにて最終回を迎えたが、劇場版になるということに、戸次は「長い番組の内容のどこを見せて、どこをカットするのが気になりましたね」と吐露。監督がファンの皆さんの熱い思いがひしひしと感じられたので、それを第一に心がけて編集しました」と話すと、大泉は「まずは権利関係からでしょ？ 大御所をカットするところから始まったんでしょ？」と口をはさむ。監督も「まあ、大人の事情で･･･」と苦笑いした。
戸次に「今日は絶好調だね」と言われた大泉は「今日は喋りたくてしょうがない」とウズウズ。終始話たがる大泉に、戸次が「うっせーな！話したがりすぎ！(笑)」と釘をさす場面も。
森崎には“解散”という重い話を振った監督だが、音尾には「オーディションのシーンで巨乳の女優さんを見てどんな心境でしたか？」と問い、音尾は「とても柔らかそうだね･･･と」答え、会場は大爆笑。リーダーの話の内容との差に戸次と大泉は「音尾くん、かわいそう」と笑っていた。
安田の変態仮面のシーンについて、監督から「安田さんの好感度を心配していましたと」言及されると、安田は「企画会議のときに、どうやったら面白いかアイディアをくださいと言われたので提案しました」と明かしつつ、「あのときに嫌だなとかそういうものはなく、（台本に）書かれたことをやったという感じでございます。で、中途半端にやりますと、本当にそういう人だと思われますので。噓でしょ！というくらいにやったほうが“わざとなんだな”と思ってもらえますので。一切恨みつらみはございません」と真顔で答え、会場を沸かせた。
最後に大泉は「今日はずいぶん泣いてらっしゃる方を見て、僕もびっくりしたけど、僕もこの映画を観て、その気持ちわかります。1つのグループが25周年も経って破綻するんです。それでも前に進もうとする姿に、最後になんか清々しいものを感じて。本当に僕らも何度も解散の危機があったので身につまされるものはあって感動しました」と感慨深げに語り、「この映画は楽しめる作品ですので、ぜひ多くの方に観ていただければ嬉しいです」とメッセージを送り舞台挨拶を締めくくった。
『劇場版 がんばれ！TEAM NACS』
◆スタッフ
監督：堀切園健太郎
脚本・構成：竹村武司
音楽：岩崎太整
◆出演：TEAM NACS（森崎博之・安田顕・戸次重幸・大泉洋・音尾琢真）
◆企画：クリエイティブオフィスキュー アミューズ
◆制作協力：テレパック
◆配給：WOWOW
◆製作：ＷＯＷＯＷ アミューズ
◆上映時間：155 分
◆特設サイト：https://www.wowow.co.jp/drama/original/teamnacs/movie/
◆公式 Twitter アカウント：TEAMNACS_WOWOW
◆クレジット：(C)2021 ＷＯＷＯＷ アミューズ
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