Open Close

道枝駿佑「一生忘れることのない記憶に残る作品となりました」と感慨! 映画『今夜、世界からこの恋が消えても』初日舞台挨拶

DSC_6405

映画『今夜、世界からこの恋が消えても』の初日舞台挨拶が7月28日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルスにて行われ、W主演の道枝駿佑(なにわ男子)と福本莉子をはじめ、共演の古川琴音、松本穂香、水野真紀、萩原聖人と、三木孝浩監督が登壇した。

日本のみならず、韓国、中国など、国境を超えて大ヒットを記録している一条岬の同名恋愛小説を、『僕等がいた 前篇・後篇』『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』などの恋愛映画の名手・三木孝浩監督が映画化。本作は、眠りにつくと記憶を失ってしまう「前向性健忘」を患ったヒロイン・日野真織と、そんな彼女を献身的に支えるも、自らも大きな秘密を隠し持っている主人公・神谷透の儚くも切ない愛の物語。月川翔と松本花奈が脚本を手がけ、亀田誠治が音楽を担当。真織を福本莉子、透を道枝駿佑がW主演で演じ、真織の頼れる親友・綿矢泉役を古川琴音、透の姉・神谷早苗役を松本穂香が務めた。

DSC_6340

DSC_6347

舞台挨拶が始まると、すでに映画をご覧になったお客様からの感想コメントが書かれている、特大パネルボードがベールの中から登場! 劇中で、真織が忘れないように付箋を貼る様子を模して届いたコメントに見入る登壇者たち。

DSC_6387

いつも以上に緊張した道枝は「吐きそうです(笑)」と、いつもとは違う思いをもって登場し、「タイトルの『今夜、世界からこの恋が消えても』の解釈に感動しました」を読み上げ、「僕たちが一番伝えたいメッセージ」と感動。それぞれが心に刺さったコメントを読み上げると、萩原は「コメントが凄すぎて、宣伝のときにパクらせてもらおうかと思った」と言い、会場の笑いを誘う。

DSC_6433

上演後の観客を見渡し、道枝は「感慨深いです。この会場だけでなく、全国の皆さんにたくさんご来場いただいていると聞いて、本当に嬉しかったですし、この作品に携わることができて、よかったなって改めて思いました」としみじみ。「完成作品を観る前は観るのが怖くてソワソワしていたんですが、皆さんの反応やリアクションを肌で感じて凄くポジティブな気持ちになりました」と笑顔を見せた。

DSC_6296

DSC_6368

自身が演じた真織の存在について、福本は「撮影に入る前からずっと真織のことを考えていて、どんどん好きになっていきました。朝が絶望から始まるんですが、周りの方の支えがあって前を向いて進んでいく姿に、私自身も凄く勇気をもらいました」とニッコリ。

DSC_6354

真織を支えた泉を演じた古川は「よくここまで戦い抜いたな・・・と、戦友のような気持ちでした」と振り返り、「もし自分が泉だったら、同じような行動は取れないかも・・・」と役への思いを吐露した。

DSC_6314

DSC_6332

松本は6年ぶりに三木組に参加。三木監督から「今回は役も作り上げてきて、とても頼もしかったです」と称えられ、透と早苗の父親役の萩原は「語らなくても繋がっている部分を表現できていた」とし、阿吽の呼吸で演じることができたことを喜んでいた。

DSC_6325

DSC_6310

娘を気にかけ寄り添う真織の母・日野子を演じた水野は、この日道枝と初対面。「透明感があって素晴らしい。さっき裏でも(入るときに)ドアを押さえていてくれたんですよ。期待通りでした」と道枝に笑顔を向けると、道枝も「期待通りで良かったです(笑)。ありがとうございます」と微笑み返す。

DSC_6348

また、本作が“記憶”がテーマになっていることにちなみ、「記憶に残したいこと、残っていることは?」と問われると、道枝は「電車に乗ってウトウトしているときに、監督から『半目になっているぞ!』と言われたことが記憶に残っています(笑)」と告白。福本は「撮影でサンドウィッチを食べていたら、目の前でトンビに持っていかれたんです」とまさかのエピソードを。古川は「この二人の一番きれいな顔を見ていたのは、カメラじゃなくて私じゃないかと!」と共演した際に直接見た二人の姿に感動していた。

この日は、道枝と福本の出身地である大阪での舞台挨拶を終え、その足で東京に駆けつけた二人。福本は「大阪と六本木で舞台挨拶ができて嬉しいです。本当に会いに溢れた作品だなと思いました。友情、家族、恋愛・・・たくさんの愛が集まった色んな世代の方に観ていただける作品になっていると思います」と語り、道枝は「とても充実した1日になりました」と言い、「2年前から企画が始まり、この映画を公開することができて、本当にありがたいと思います。それぞれの儚い葛藤であったり、不器用ながらも前向きに進んでいく、一生懸命な姿が描かれている作品だと思います。僕にとってもこれから一生忘れることのない記憶に残る作品となりました。ありがとうございました!」と胸を張ってメッセージを送っていた。

『今夜、世界からこの恋が消えても』
<ストーリー>
明日、僕を忘れてしまう君と忘れられない恋をした。
僕の人生は無色透明だった。真織と出会うまでは――。
クラスメイトに流されるまま、彼女に仕掛けた嘘の告白。しかし彼女は“お互い絶対に本気で好きにならないこと”を条件にその告白を受け入れた。そうして始まった偽りの恋。やがてそれが偽りとは言えなくなったころ――僕は知る。

「病気なんだ私。前向性健忘って言って、夜眠ると忘れちゃうの。一日にあったこと、全部」

彼女はその日の出来事を日記に記録して、朝目覚めたときに復習することで何とか記憶をつなぎとめていた。その日ごとに記憶を失ってしまい、明日が来ることを恐れながら生きる彼女と、一日限りの恋を積み重ねていく日々。
しかし僕には真織に伝えていないことがひとつだけある。だから、真織の幸せを守るために、僕は“ある作戦”を立てた。

キャスト: 道枝駿佑(なにわ男子) 福本莉子
古川琴音 / 前田航基 西垣匠
松本穂香
野間口徹 野波麻帆 水野真紀 / 萩原聖人
原作:一条岬『今夜、世界からこの恋が消えても』(メディアワークス文庫/KADOKAWA刊)
監督:三木孝浩
脚本:月川翔 松本花奈
主題歌:「左右盲」/ ヨルシカ(UNIVERSAL J)
音楽:亀田誠治
配給:東宝
映画のマルシー:©2022「今夜、世界からこの恋が消えても」製作委員会

公式HP:https://sekakoi-movie.toho.co.jp/
公式Twitter:@sekakoimovie
公式Instagram:@sekakoimovie
公式TikTokアカウント:@sekakoimovie

全国公開中!