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英国ロイヤルバレエ『くるみ割り人形』日本出身ダンサー多数出演!アクリ瑠嘉、語る!!

再開の時、そして再会の時。
ロンドンで再び、白鳥たちが舞い、ディーバたちが歌う。

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オープニング作品『くるみ割り人形』、日本出身ダンサーが多数出演!
ファースト・ソリスト:アクリ瑠嘉が語る、仲間、日本への思い。

(c) 2015 ROH. Photograph by Tristram Kenton

世界最高の名門歌劇場「英国ロイヤル・オペラ・ハウス」で上演されたバレエ・オペラの舞台と特別映像をスクリーンで体験できる人気シリーズの最新作『英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン2021/22』が2月18日(金)よりスタートします。昨シーズンは新型コロナウイルスの影響によってロイヤル・オペラ・ハウスは長い間閉鎖されていましたが、遂に、バレエとオペラを愛し応援してくださる皆様の元に帰って来ます!

2月18日(金)からスタートするシネマシーズンのオープニングを飾る作品が、ロイヤル・バレエ『くるみ割り人形』です。クリスマスシーズンに世界中で上演される名作バレエの決定版であり、ロイヤル・バレエでは500回以上も上演され、冬の風物詩として愛され続けてきました。大きくなるクリスマス・ツリー、美しい雪の精たち、お菓子の国で繰り広げられる華やかな宴がドラマチックに描かれる人気のピーター・ライト版は、昨年12月、年末年始に一部中止となった公演はあったものの、コロナ禍による公演中止を乗り越え、パンデミック下で沈んでいた人々に舞台の魔法で喜びと希望を与えてくれました。
そして今回の上映では、昨年2021年12月9日に上演された模様を、いち早く日本の皆さんへとお届け!

©2021-ROH.-Photograph-by-Foteini-Christofilopoulou

©2021-ROH.-Photograph-by-Foteini-Christofilopoulou

大注目!日本出身のダンサーたちの目を見張る活躍!!
当初、金平糖の精役に予定されていた高田茜が、残念ながら怪我のために降板となりましたが、多くの日本出身ダンサーが出演しています。まず、今、上昇気流に乗りに乗っている日本出身のファースト・ソリストのアクリ瑠嘉が、くるみ割り人形とハンス・ピーター役で、表現力豊かにそしてドラマチックに物語をリードしていきます。さらに、産休から復帰したばかりの日本出身の崔由姫がローズ・フェアリー役で華やかに舞い、他にも前田紗江、佐々木万璃子、佐々木須弥奈、五十嵐大地など期待の日本人ダンサーが、次々に登場し、目を見張る活躍をみせています。また、高田茜の代わりには、若手実力派ヤスミン・ナグディが金平糖の精を、王子役には驚くべき高い跳躍と輝かしいテクニックの持ち主セザール・コラレス、クララ役に同じく若手の可憐なイザベル・ガスパリーニと、華やかなキャストが観る人を魅了します。

©2021-ROH.-Photograph-by-Foteini-Christofilopoulou

©2021-ROH.-Photograph-by-Foteini-Christofilopoulou

仲間がいるからこそ。そして、日本の観客へのメッセージが到着!
今、英国ロイヤル・バレエの日本出身ダンサーの人数は、イギリス出身のダンサーに次いで多いといいます。これについてファースト・ソリスト・アクリ瑠嘉は、「日本出身のダンサーは、皆頑張っていて、素晴らしい。将来が楽しみなダンサーがたくさんいます。仲も良いので、日本が恋しくなっても仲間たちがいるから支えあっていけています。」と語ります。中でも、プリンシパルの平野亮一さんとはプライベートでも釣りにいく仲で、兄のような存在とのこと。また、日本の観客は特別といい、「ロイヤルバレエの中でも『くるみ割り人形』は一番人気の作品だと思います。それを日本のお客さまにもスクリーンで観ていただけるのはとても嬉しいです。見どころは、お芝居と物語の展開。それを僕たちがつくり上げていくのを楽しんで観て欲しいです。」とメッセージを寄せ、日本へ帰国した際は、家族や仲間と会って、温泉に行きたいと語ってくれました。

映画館上映ならではの幕間映像では、高田茜やアクリ瑠嘉らのリハーサルシーンやインタビューも楽しめる。感染防止策のため子役の出演が減り、ねずみたちとの戦闘シーンは大人ダンサーだけの出演となったため、オリヴィエ賞を受賞し、渡辺謙が主演した『ピサロ』の演出などでおなじみのウィル・タケットが新たに振り付け、より活劇性と迫力が増したシーンとなりました。ロイヤル・バレエならではの豪華さとドラマティックさ満載の夢の世界を、是非映画館でお楽しみ下さい。

©2021-ROH.-Photograph-by-Foteini-Christofilopoulou

©2021-ROH.-Photograph-by-Foteini-Christofilopoulou

©2021-ROH.-Photograph-by-Foteini-Christofilopoulou

©2021-ROH.-Photograph-by-Foteini-Christofilopoulou

<ロイヤル・バレエ『くるみ割り人形』>
【あらすじ】
手品師で発明家のドロッセルマイヤーは、王室でねずみをやっつける罠を発明したが、ねずみの女王は復讐のために彼の甥ハンス・ピーターに呪いをかけ、くるみ割り人形の姿に変えてしまった。呪いを解くためには、くるみ割り人形がねずみの王様を倒し、そして外見に関わらず彼を愛してくれる娘が現れなければならない。
シュタルバウム家のクリスマス・パーティに招かれたドロッセルマイヤーは、この家の娘クララにくるみ割り人形を贈る。夜中に目覚めたクララは、ドロッセルマイヤーによって魔法の世界に招かれ、ねずみの王様とおもちゃの兵隊たちの戦いを目撃する。クララの助けによりねずみの王様が倒され、くるみ割り人形の魔法が解かれてハンス・ピーターの姿に戻る。クララとハンス・ピーターは雪の王国へと旅し、さらにドロッセルマイヤーに導かれてお菓子の国へ行き、金平糖の精や王子に出会う。クララの勇敢さによって救われたとハンス・ピーターは金平糖の精に伝え、ドロッセルマイヤーはお礼として美しく賑やかな祝宴を二人に贈る。夢から醒めたクララは外に出ると、見覚えのある若者とすれ違う。そしてドロッセルマイヤーの部屋に、ハンス・ピーターが元の姿で帰ってきた。

【振付】:ピーター・ライト
【原振付】:レフ・イワノフ
【1幕戦闘シーンの振付】:ウィル・タケット
【音楽】:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
【美術】:ジュリア・トレヴェリャン・オーマン

【原台本】:マリウス・プティパ(「くるみ割り人形とねずみの王様」E.T.A.ホフマンに基づく)
【プロダクションとシナリオ】:ピーター・ライト
【ステージング】:クリストファー・カー、ギャリー・エイヴィス、サマンサ・レイン
【指揮】:クン・ケセルス
ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団

【出演】
ドロッセルマイヤー:クリストファー・サウンダーズ
クララ:イザベラ・ガスパリーニ
ハンス・ピーター/くるみ割り人形:アクリ瑠嘉
金平糖の精:ヤスミン・ナグディ
王子:セザール・コラレス

シュタルバウム博士:ギャリー・エイヴィス
クララのパートナー:スタニスラウ・ヴェグリジン
キャプテン:トーマス・モック
アルルカン:ケヴィン・エマートン
コロンビーヌ:シャルロット・トンキンソン
兵士:ベンジャミン・エラ
ヴィヴァンデール:佐々木万璃子
ねずみの王様:ルーカス・ビヨルンボー・ブレンズロッド

スペイン:ナディア・ムロバ・バーレー、アイダン・オブライエン
シャーロット・トンキンソン、ジャコモ・ロヴェロ
ジーナ・ストーム・ジャンセン、ケヴィン・エマートン

アラビア:メリッサ・ハミルトン、ルーカス・ビヨルンボー・ブレンズロッド
中国:レオ・ディクソン、カルヴィン・リチャードソン
ロシア:ジュンヒュク・ジュン、ハリソン・リー
葦笛:ミカ・ブラッドベリ、カトリーナ・ニケルスキ
ロマニー・パイダク、アメリア・タウンゼンド

ローズ・フェアリー(薔薇の精):崔由姫
ローズ・フェアリーのエスコート:ジョセフ・オーメア、デヴィッド・ドネリー
フランシスコ・セラノ、ジョセフ・シセンズ
花のワルツのソリスト:オリヴィア・カウリー、レティシア・ディアス
ハンナ・グレンネル、イザベル・ルーバッハ
天使と子供たち:ロイヤル・バレエ・スクールの生徒たち

『くるみ割り人形』メイン・コピーライト:(c) 2015 ROH. Photograph by Tristram Kenton

2021年12月9日上演作品/上映時間:2時間37分
■公式サイト:http://tohotowa.co.jp/roh/
■配給:東宝東和

2022年2月18日(金)より TOHOシネマズ 日本橋 ほか全国公開!