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能年玲奈、クラゲに首ったけ? 映画『海月姫』舞台挨拶付きワールドプレミアに豪華キャスト陣登場!

左から、川村泰祐監督、前山田健一、片瀬那奈、馬場園梓、長谷川博己、能年玲奈、菅田将暉、太田莉菜、篠原ともえ、速水もこみち、東村アキコ

左から、川村泰祐監督、前山田健一、片瀬那奈、馬場園梓、長谷川博己、能年玲奈、菅田将暉、太田莉菜、篠原ともえ、速水もこみち、東村アキコ

東村アキコ原作の映画「海月姫」の舞台挨拶付きワールドプレミア試写会が、11月18日、東京・新宿ピカデリーで行われ、主演の能年玲奈をはじめ、共演の菅田将暉、長谷川博己、太田莉菜、馬場園梓(アジアン)、篠原ともえ、片瀬那奈、速水もこみちらキャスト陣と川村泰祐監督、そして原作者の東村アキコ、劇中の音楽を手がけた前山田健一が登壇した。

本作は、講談社「Kiss」にて大人気連載中のコミック「海月姫」を、能年玲奈を主演に実写映画化されたもの。キャストらは、それぞれクラゲをイメージした衣裳で登場するとレッドカーペットが引かれた大階段は、一瞬で深海の世界に早変わり。ブルーのカーペットに総勢11人が勢ぞろいし、いっせいにカメラフラッシュの嵐が浴びせられた。

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舞台挨拶では、「タコクラゲと一緒に撮影していたので、なでたいくらいタコクラゲが好きになりました。タコクラゲ以外だとキタユウレイクラゲです。口腕がブワッと広がっていて煙みたいな感じですごく綺麗です」と、作品を通しすっかりクラゲに魅了された様子の能年。

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また、女装男子を演じた菅田将暉に注目が集まる中、「女装いたしまして・・・。毛を剃り、エステにも通い、骨格矯正やらヒールを履いたりして頑張りました。女装をやるのは初めてでした。プライベートでもやったことないですよ(笑)」とコメントすると、能年が、「菅田さんは撮影前から痩せられて、お肌のケアも抜かりなくて。それに比べて私はスウェットからスウェットに着替えて、眉毛もほったらかしで・・・。女性として見習わなければいけないと思いました」と菅田を絶賛。

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太田莉菜も「私も着替えも一瞬で、メークも一瞬。顔が隠れているし、ファッションショー以外はジャージの衣裳だったので楽でした。菅田さんは時間をかけて美しくしているのにゴメンネって感じで」と、恐縮しきり。女性陣は、菅田の女子力に圧巻といった様子だ。

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童貞エリート役の長谷川は、「仕事ができる男でクールですが、女性にはウブというギャップがいいのでは? 僕と似ているところは、仕事ができるところかもしれないですね(笑)」と言って会場を沸かせた。

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和物オタク・千絵子役の馬場園は、アニメを見てキャラクターが自分にそっくりでビックリしたという。「着物を着て髪をパッツンにしてヅラをつけたら本当にそっくりなんです」と語り、「映画に出るのは初めてなので、すごく緊張しました。共演者のみなさんにご迷惑をかけてはいけないとプレッシャーが大きかったですが、みなさんを“唐揚げ”だと思って頑張りました」と言って、会場の笑いを誘っていた。

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現場でもムードメーカー、得意の手芸で“尼~ず手芸部”を結成したという篠原は、「枯れ専という言葉を初めて知ったのですが、演じていくうちにオジサマを見て萌え萌えしてきて、(自分も)ジジなんだなと思いました」と笑った。

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地上げ屋を演じた片瀬は、その容姿とは打って変わって迫力のある役に満足げ。アドリブで放した「グッモーニンエブリーワン!」とドスをきかせたセリフがお気に入りだと明かした。

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料理上手で知られる速水は、「クラゲを使ったお勧めの料理は?」と聞かれ、「乾燥してコリコリしているので、辛めのもので和えるのがいいんじゃないですか?」とサラリ。他のキャストから「オリーブオイルで和えるのは?」と声がかかると、「あまり合わないですね」と一蹴し笑いとばしながらも、「華やかで爽やかな撮影現場で、すごく楽しかったです。ぜひその雰囲気を映画で感じてほしいです」と作品のアピールも忘れなかった。

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原作者の東村は、客席に向かって「原作読んだことある人いますか?心配だったでしょ?そう、変なマンガなんですよ。キャストが発表されてさらに驚かれたと思いますが・・・」と声をかける。「本当にすごい俳優さんたちがあんな変な役をやるんだなと思うと、怖くて申し訳なくて(笑)。でも、本当に女優さん、俳優さんはすごいです。現場におじゃましたときも、役になりきっていて気がつかなかったくらい。原作を読んでいる方もバッチリなので面白かったら、何回も観ていただきたいなと思っています」と、太鼓判を押した。

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初めて映画音楽に挑戦したという前山田が、「みなさんの素晴らしい演技にパワーをもらい、何度も笑いながら監督と話をして曲を作り上げることができました。貴重な経験ができたことを感謝します」と参加を喜ぶと、川村監督も「2年かけて台本を作り、キャスト・スタッフィングに1年以上かけました。今までで一番自信のある作品です」と力を込めてPRした。

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さらにこの日は、山口俊一 クールジャパン戦略担当大臣も舞台挨拶に登場し、「クールジャパンの代表作になるよう応援しています」とエールを送った。

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最後は、能年の「お祭りみたいな映画なので陽気に楽しんでいただければと思います!海月姫祭りはじまりであります!」の掛け声でイベントを終了。豪華キャスト陣が、個性豊かなキャラクターをどのように演じているか、ぜひ劇場で確かめてみてはいかがだろうか。

【8月20日(水)正午解禁】『海月姫』ポスター画像

映画『海月姫』
【STORY
オタク女子集団に突如降りかかった、史上最大のピンチ!彼女たちが仕掛けた大勝負とは!?
月海は、イラストレーターを志すクラゲオタク女子。小さい頃、亡き母と一緒に見たクラゲのようにひらひらのドレスが似合うお姫様になれる・・・こともなく、今やすっかり腐った女の子に。男子禁制のアパート “天水館”で、「男を必要としない人生」をモットーとする “尼~ず”たちとオタク道を極めたそれなりに楽しい日々を送っていた。ゆるい日常は、女装美男子と童貞エリートの兄弟の出現によって揺るがされる。さらに、彼女たちの住まいであり心のより所でもある「天水館」=「聖地」が奪われる危機がぼっ発!!彼女たちは聖地を守れるのか?尼~ずはバラバラになってしまうのか?そして、「男を必要としない人生」のゆくえは!?

出演:能年玲奈 菅田将暉  池脇千鶴 太田莉菜 馬場園梓(アジアン) 篠原ともえ
片瀬那奈 速水もこみち 平泉成 長谷川博己
監督:川村泰祐  脚本:大野敏哉/川村泰祐
原作:東村アキコ 「海月姫」(講談社『Kiss』連載)
配給:アスミック・エース
(C)2014映画「海月姫」製作委員会 (C)東村アキコ/講談社
公式サイト:http://www.kuragehi.me/

★ 12月27日(土)全国ロードショー