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菅田将暉&有村架純を坂元裕二が絶賛! 「菅田くんは唯一無二の存在! 有村さんは何を考えているかわからないところがいい」 映画『花束みたいな恋をした』初日舞台挨拶

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映画『花束みたいな恋をした』の初日舞台挨拶が、1月29日、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて行われ、W主演の菅田将暉と有村架純、土井裕泰監督と、脚本を手掛けた坂元裕二が登壇した。

連続ドラマの金字塔を数多く手掛けてきた脚本家・坂元裕二が映画オリジナルのラブストーリーを初めて手掛けた本作は、東京・京王線の明大前駅で終電を逃したことから偶然に出会い、その夜から始まるひとつの恋の5年間の行方と、子供でも大人でもない時期を迷いながら歩んでいく20代の二人の姿を描く、ラブストーリー。監督は『罪の声』『いま、会いにゆきます』『映画 ビリギャル』ほか、多くの大ヒット映画を世に送ってきた土井裕泰、山音麦役を菅田将暉、八谷絹役を有村架純がダブル主演を務めた。

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恋愛映画は初めてだったという坂元だが、本作の完成作品を観て「凄く感動しました。素直に染みて泣きました。自分自身が携わっていても、俳優さんが演じた時点でそのことは忘れています。感謝の一言です」と述べた。

坂元は5年くらい前(ドラマ『問題のあるレストラン』で)に菅田と初めてあったそうだが、「3年くらい前に会った時に『またお仕事したいね』と言ったら、菅田くんが『ラブストーリーをやりたいです』と言ってくださって。今回、それが果たせて感無量です」としみじみ。

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菅田も「無茶なお願いをしました」と笑いながら「その当時、ラブストーリーをやりたかったんですよね。今のうちにやらなきゃなって思った」と述懐。今回の脚本を読んだ時の印象は「実名の商品や人がいっぱい出てくるんです。そのリアリティがすごいなと。僕が学生の頃にカラオケで友達と歌ってた曲とかがまんま出てくる。なんでこんなにいろいろ知ってるんだろうって」とコメント。ラブストーリーを書くにあたり、坂元は「「あまり過剰に若者とか時代の変化を意識してしまうと、上から目線になったり見守る形になってしまうので、フラットな気持ちで意識しないようにしています」と話す。

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一方の有村は、「最初の脚本は映画にしたら3時間半分くらいになるほどの長さだったんですが、一瞬で読めてしまいました」と明かし、「そのあとに付けられた絹と麦という名前が凄く好きだったんです。菅田くんとどんな日常を作れるか楽しみになっていきました」と振り返った。

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イベントでは、撮影の合間に菅田と有村が撮影した写真も紹介。ガチャガチャのカプセルの蓋を目にあてておどける姿や、有村が自宅で眠っていたギターを持ってきて二人で練習する姿など、ほほえましい様子がうかがえた。ギターの練習「せっかくギターがあるんだったら1曲弾けるようになったら」と菅田のアドバイスによるものだったそうだが、有村も「星野源さんの曲を弾けるようになりました」と喜んでいた。

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改めて二人の魅力について、坂元は「菅田くんはとても多面的で、矛盾したものを抱えている俳優さん。良い人の部分もあれば、悪い人の部分もある。純粋なところもスレたところも、闇も光も持っている。反するものを同時に表現できる、とても人間的なもの持った方で、唯一無二な存在です」と語り、「有村さんはミステリアスで何を考えてらっしゃるかわからないんですよね(笑)。でも、その存在、佇まいが演技に感じられて、何とも言えない不思議な手品を見せられているようで感激しています」と二人を絶賛。

坂元との初対面で「ヤバい人」だと思われていたという菅田は「光も見ていただいて・・・安心しました」と笑いながらも「嬉しいです」と笑顔を見せ、有村は「以前、坂元さんは私のことを『一生わからないと思う』とおっしゃっていたんですが、わからないままでいてほしいなと思います」とほほ笑んだ。

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最後に、坂元が「この映画は恋愛映画ですが、文化、カルチャーが生活の中から消えていく瞬間を描いてもいます。そして、この映画と同時に、『名も無き世界のエンドロール』『ヤクザと家族』の映画も同時に公開され、僕は一緒にタッグを組んでいるつもりでいて、改めてこの(コロナ禍)中での映画公開で、私たちにとって文化とはどういう存在なのかを考えるきっかけになればいいなと思います」と力を込めて語ると、菅田も「さっき、剛くんが『ヤクザと家族』の舞台挨拶でこの作品の宣伝をしてくれたみたいなので、『ヤクザと家族』も観てね!」とエール交換していた。

『花束みたいな恋をした』本ポスター

映画『花束みたいな恋をした』
【あらすじ】
この冬誰もが涙する。最高純度のラブストーリー!
東京・京王線の明大前駅で終電を逃したことから偶然に出会った大学生の山音麦(やまねむぎ)(菅田将暉)と八谷絹(はちやきぬ)(有村架純)。
好きな音楽や映画が嘘みたいに一緒で、あっという間に恋に落ちた麦と絹は、大学を卒業してフリーターをしながら同棲を始める。
拾った猫に二人で名前をつけて、渋谷パルコが閉店してもスマスマが最終回を迎えても、日々の現状維持を目標に二人は就職活動を続けるが──。
猛スピードで加速する恋の忘れられない〈最高の5年間〉を描く、不滅のラブストーリー誕生!

脚本:坂元裕二
監督:土井裕泰

出演:菅田将暉 有村架純
清原果耶 細田佳央太

韓英恵 中崎敏 小久保寿人 瀧内公美
森優作 古川琴音 篠原悠伸 八木アリサ
押井守 Awesome City Club PORIN/佐藤寛太 岡部たかし
オダギリジョー
戸田恵子 岩松了 小林薫

製作:『花束みたいな恋をした』製作委員会
配給:東京テアトル、リトルモア
©️2021『花束みたいな恋をした』製作委員会
公式サイト:http://hana-koi.jp/

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