映画『DANCING MARYダンシング・マリー』の完成披露上映会が、10月21日、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷にて行われ、主演のEXILE NAOTO（EXILE／三代目 j SOUL BROTHERS）と、共演の山田愛奈、石橋凌とSABU監督が舞台挨拶に登壇した。
SABU監督最新映画『DANCING MARYダンシング・マリー』は、しがない市役所職員の研二と、霊能力を持つ女子高生・雪子（山田愛奈）が各地を駆け巡り、時空を超えて奮闘する様子が描かれている純愛サイキック・エンターテイメント。主人公・研二を長編映画単独初主演となるEXILE NAOTOが演じる。
撮影から3年の時を経てようやく日本公開を迎えることとなった本作。NAOTOは「映画の情報が解禁されてから、公開を迎えるまでかなりの時間が空いてしまいました。色々なところから『まだですか？』と言われまして･･･。やっとたどり着くことができました」と安堵の顔を浮かべ、「皆さん、長らくお待たせいたしました！」と晴れ晴れとした笑顔を見せた。
本作で映画初主演を務めるとあって、「緊張感と責任感が入り混じって様々な思いで撮影に臨みました」と明かし、「北九州に1か月くらい滞在して、監督に身を委ねていました。撮影に入ってすぐの頃に、長いセリフを話すシーンがあったのですが、撮影のあとに監督が『僕の思っていた役のイメージ通りだ！』と言ってくださって。その言葉を糧に頑張ることができました」と振り返った。
一方、撮影時は19歳だったという山田。「撮影から長い月日が経ちましたが、会場に来てくださった皆さんのお顔をみて、やっと（公開するんだと）実感が湧いてきました」とにっこり。NAOTOも「今23歳なんだよね。久しぶりに会ったら大人っぽくなっていてビックリしました」と目を細める。
山田も北九州のロケに言及し、「極寒でした」と苦笑い。それでも「石橋さんお殺陣のシーンをモニターで見ていたんですが、白い息さえ美しかった」と惚れ惚れ。撮影中に偶然にも雪が降ってきたそうで、石橋本人も「CGなどではできない表現。味わいのあるシーンになりましたね。映画の神様が下りてきたんだと思います」と感慨深げに話した。
以前からSABU監督の大ファンだったというNAOTO。監督が「NAOTOが僕の昔の作品の『“ポストマン・ブルース”が大好きなんですって』っていうんです。本当にいいヤツ！」と嬉しそうにNAOTOを見やると、NAOTOは「役者活動をさせていただいているなかで、いつか主演などもできたらいいなと思っていましたが、まさか若い頃から観ていたSABU監督の作品に出ることができるとは。昔の自分に自慢したい。夢が叶った瞬間を毎日実感していました」としみじみ。
また、本作はすでに海外の映画祭等にも出品され賞も受賞している。シッチェス国際映画祭に出席したNAOTOは「凄く活気があってお祭りのようでした。SABU監督が凄く人気があってサインを頼まれていました。映画が海を越えて届いていることを身をもって感じました」と刺激を受けた様子。
最後に、NAOTOは「この映画で何か一歩踏み出して成長する姿を見ていただき、皆さんが日々を過ごすなかで元気をもらえるきっかけになれば嬉しいです」と思いの丈を吐露。監督は「人との出会いは偶然ではなく必然で、みんな意味がある。僕が脚本を書いて、NAOTOと出会って、この作品が名作になったと実感しています。今を大切に生きれば、きっといい未来が待っていると思います」とメッセージを送り、舞台挨拶を締めくくった。
＜ストーリー＞
解体予定のダンスホールに棲みついたダンサー・マリー(坂東希)の霊から恋人のジョニー(吉村界人)を探してほしいと頼まれた、しがない市役所職員の研二(EXILE NAOTO)と霊能力を持つ女子高生・雪子(山田愛奈)が二人の恋を成就させるため、時空を超えて奮闘するヒューマン・コメディ。
EXILE NAOTO（EXILE / 三代目 j SOUL BROTHERS）
山田愛奈 坂東希 吉村界人 / 石橋 凌
監督・脚本・編集：SABU
エグゼクティブプロデューサー：EXILE HIRO
「DANCING MARY」製作委員会：LDH JAPAN ローソン
制作プロダクション：ディープサイド
配給・宣伝：株式会社キグー
製作：LDH JAPAN
©2021 映画「DANCING MARY」製作委員会
公式サイト：https://www.dancing-mary.com
１１月５日（金）よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開
