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M&Oplays プロデュース『虹とマーブル』 囲み会見&公開舞台稽古

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1960年代から高度成長期の日本を舞台に、社会の底辺から成りあがっていく男を中心に、激動の時代を生きた人々のドラマチックな人生を描いた人間ドラマ『虹とマーブル』が、8月22日の初日を控え、21日に囲み取材と公開舞台稽古を行った。

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倉持裕作・演出の本作は1960~80年代を舞台にした本作。
ともさかりえ演じる「持てる女」の力を借りて、あらゆる高嶺の花に手を伸ばした男を演じる小出恵介。
彼により銀幕に送り込まれた女に黒島結菜、政界に送り込まれた男を木村了、汚れ仕事を引き受ける男に小松和重が演じ、この5人が囲み取材に登壇した。

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「参考にしたこの年代の人は?」と聞かれ「昔の俳優さんが好きなので、石原裕次郎…豪快な印象を持っていて、それを取り入れられたと思っています」と答えた小出恵介。役柄とに共感するところ・共通点はとの質問に「女性を振り回すと言うか…くだりがあるんですが、そういうのは身に覚えが」とポロリ。あわてて「イメージできるかなぁ…って感じ」と取り繕って大爆笑に。小松和重に「ごまかすんじゃないよ!」とつっこまれることとなった。

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その小出が「倉持さんのインタビューで、ともさかさんは極妻とあった」と話したともさかりえ。
「目がコワイです」と言われると「アイラインのせいです」とベテランらしい見事な切り替えし。

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「初舞台ですが、緊張します?」と振られた黒島結菜。「緊張します。でも楽しんでお芝居できたらいいなぁと思います」「楽しみの方が大きいです」と答えるも、小出が「緊張していると言ってましたが、嘘ですね(爆笑)」「すごいたくましい」というと、「堂々としている」「肝がすわってる」と声が上がった。

会見の終わり際に呼び止められ「結婚という記事がでていますが、どうなんですか?」と尋ねられた木村了。「時間をかけて幸せにしていきたいと思っています」「将来的にですね」と答え「報告待ってます」との声に「ありがとうございます」と言い残して去った。

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【公開舞台稽古】
貧しい育ちの鯨井紋次(小出恵介)が野望を抱き、変わりゆく姿が、ひとつの見どころ。周囲の人物も時代の流れに合わせ、変わっていく。少女の黒島が大人の女性に変わる姿もまぶしい。
昭和という時代を、観客もドキドキしながら共に駆け抜けていくことになる。

【物語】
〈1960年代〉
鯨井紋次(小出恵介)は極貧の中で少年時代を過ごし、やがて小悪党に成長する。やがて、やくざ者の陰山桂三(小松和重)に気に入られ、二人は密輸で大いに稼ぐ。ある日、芹沢蘭(黒島結菜)という少女に出逢い、二人は惹かれ合う。紋次の腹違いの弟だという南田静馬(木村了)も加わり、紋次・陰山・静馬の三人は“いかがわしい”貿易会社を立ち上げる。政財界の大物を顧客とするクラブのオーナー元吉冬香(ともさかりえ)の援助もあって、商売は波に乗る。

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〈1970年代〉
高度経済成長期の機運に乗って紋次の野心は膨張。「これからは娯楽だ」と映画産業、プロレス興行に食い込み、蘭を女優としてスターダムに押し上げる。華やかな表舞台は紋次が蘭を伴いねり歩き、裏の汚れ仕事は陰山が引き受けた。政治家の秘書になった静馬は政界とのパイプ役を担う。ところがそんな紋次の快進撃も、と冬香の顔に泥を塗ったことから失速し始める。

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〈1980年代〉
仲間達が徐々に紋次から離れ、蘭も薄汚れた彼の手を離す。静馬はとうとう紋次を守りきれなくなり、陰山は紋次に見捨てられて恨みを抱く。追い詰められた紋次が起死回生を狙って打った一手が、やがて大事件となっていく…。

M&Oplays プロデュース『虹とマーブル』
東京公演  2015.8/22〈土〉~ 9/6〈日〉   世田谷パブリックシアター
前売り・当日共(全席指定・税込) S席¥7,500 A席¥5,500
U-25チケット¥4,500(25歳以下対象・当日指定席券引換・枚数限定・要身分証明書・チケットぴあにて前売販売のみ取扱)
問い合わせ ㈱森崎事務所 M&Oplays  03-6427-9486(平日11:00~18:00) http://mo-plays.com/nijimarble/