Open Close

阿部サダヲ主演『殿、利息でござる!』 山本舞香、瑛太の新妻役で出演!

千両集めて、殿さまにお貸しする…その心は!?
一世一代の“金貸し”事業で、疲弊する宿場町を救った町人たちの物語。
実在した人々の感動の歴史秘話を、豪華キャストでユーモアたっぷりに映画化!

『殿、利息でござる!』

山本舞香、時代劇映画初挑戦!劇中写真公開!
役どころは瑛太演じる茶師の新妻役!!

なつ(山本舞香)メイン

© 2016「殿、利息でござる!」製作委員会

 

2010年に映画化されたベストセラー『武士の家計簿』などの著作で知られ“平成の司馬遼太郎”との呼び声も高い磯田道史氏の近著「無私の日本人」(文春文庫刊)の一編「穀田屋十三郎」を、「ゴールデンスランバー」「白ゆき姫殺人事件」「予告犯」等、今最も注目を集める中村義洋監督が映画化。そんな本作に、今季の「JR SKI SKI」のイメージガールとしても話題の山本舞香が、出演されていることが発表された。

今から250年前の江戸中期、仙台藩吉岡宿。年貢の取り立てや労役で困窮する宿場町を守るため、知恵と工夫と決死の覚悟で立ち上がり、ついに地域を立て直した住人たちがいた―。実在した穀田屋十三郎ら庶民9人が、藩にまとまった金を貸し、毎年の利子を全住民に配る「宿場救済計画」を立て、奔走する姿が、現代によみがえる。

造り酒屋を営むかたわら、宿場町の行く末を心から憂える主人公・穀田屋十三郎(こくだや・じゅうざぶろう)を演じるのは、阿部サダヲ。町一番の知恵者である茶師・菅原屋篤平治(すがわらや・とくへいじ)に瑛太。そして十三郎の弟で、吉岡宿一の大店・造り酒屋の浅野屋の主・浅野屋甚内(あさのや・じんない)には妻夫木聡。才能あふれる多種多彩な豪華キャストの競演も見どころ。

山本舞香の役どころは、瑛太演じる篤平治の新妻・なつ。京で茶を売ったお金で、日本最北の茶栽培をはじめようとする篤平治につき従い、京から嫁いだその地は、極めてビンボーな宿場町!篤平治の話とは大きくかけ離れ、最初は戸惑うばかりのなつでしたが、そこはふたりの信じ合う愛で、軽々と乗り越える。そんな新婚夫婦の年の差はなんと14歳! 「町一番の“自称“キレ者」として宿場町の救済に励もうとする夫を、年下ながら叱咤激励し、しっかりと支える若妻を演じる。

山本舞香の時代劇映画への出演は初めて。今回、劇中のスチール写真を初公開。阿部サダヲ、瑛太をはじめベテラン俳優陣との共演にあたり、期待と喜びのコメントが届いた。

なつ(山本舞香)サブ1

© 2016「殿、利息でござる!」製作委員会

役名:なつ
山本舞香
こんなに緊張感のある現場は初めてで、今回とても貴重な経験をさせて頂きました。
中村監督は、普段とてもニコニコして優しい方なのですが、いざ撮影現場に入ると、厳しい面もお持ちの方で、作品に対しての強い想いを感じました。今回なつを演じるにあたっては、衣装合わせの時に中村監督から「篤平治となつは、実際に同じお墓に入るくらい仲がよかったんだよ」と聞きました。夫婦で同じお墓にはいるということが、当時は珍しかったと聞いて驚きましたが、すごく仲がよかった夫婦と伝わるように心がけて演じました。

■中村義洋 監督
舞香ちゃんの演じた「なつ」の役も実在の記録に散見できて、お墓も残っています。瑛太くん演じる茶師・菅原屋篤平治の年の離れた奥様で、どうやら気が強く、頭脳明晰な篤平治も頭が上がらなかったらしい。きっと、とんでもなくかわいい奥さんなんだろうな、と思って舞香ちゃんをキャスティングしました。現場では、あまりにかわいいもんですから「オッケー!」の代わりに「うん! かわいい!」を連発してたら旦那役の瑛太に変な目で見られて困りました。しかし、いい女優さんというのはかわいいだけじゃ勿論ダメなわけで、舞香ちゃんの魅力といえば、周りを飲み込むパワーを持つ明るさでしょうか。これはもう、本人も気づいてない「パワー」としか言いようのないものです。とにかく、いろんな意味で、強い。ちなみに空手が黒帯だそうで、試しに手のひらに正拳突きをお願いしたら、肘が2、3日おかしくなりました。

■池田史嗣 (松竹)プロデューサー
稀に、現場にいるだけで全体の雰囲気が明るくなるような華やかさを持った女優さんに出会うことがあります。山本舞香さんは、まさにそういうタイプ。周囲を笑顔にするオーラは天性のもの。加えて確かな芯の強さがある頼もしい女優さんで(劇中では)夫の瑛太さんを完全に尻に敷いています。すぐ調子に乗る旦那の手綱を取る、しっかり者の年下女房。そんな、現代でも周りにいそうな二人の微笑ましいカップルぶり、この映画の見どころの一つです。

<ストーリー>
金欠の仙台藩は百姓町人へ容赦なく重税を課し、破産と夜逃げが相次いでいた。さびれ果てた小さな宿場町・吉岡藩で、故郷の将来を心配する十三郎(阿部サダヲ)は、知恵者の篤平治(瑛太)から宿場復興の秘策を打ち明けられる。それは、藩に大金を貸し付け利息を巻き上げるという、百姓が搾取される側から搾取する側に回る逆転の発想であった。計画が明るみに出れば打ち首確実。三億円相当の大金を水面下で集める前代未聞の頭脳戦が始まった。「この行いを末代まで決して人様に自慢してはならない」という“つつしみの掟”を自らに課しながら、十三郎とその弟の甚内(妻夫木聡)、そして宿場町の仲間たちは、己を捨てて、ただ人のために私財を投げ打ち悲願に挑む!『武士の家計簿』の原作者が取材した実話を基に、『ゴールデンスランバー』『白ゆき姫殺人事件』の監督が贈るエンターテインメント実録時代劇。

■作品概要
原作:磯田道史『無私の日本人』所収「穀田屋十三郎」(文春文庫刊)
出演:阿部サダヲ  瑛太  妻夫木聡 竹内結子 松田龍平 他
監督:中村義洋
制作:松竹、東日本放送
製作:「殿、利息でござる!」製作委員会
配給:松竹
公開:2016年5月14日
クレジット:© 2016「殿、利息でござる!」製作委員会
撮影:2015年7月6日~8月末
撮影地:山形、宮城、ほか
公式HP:www.tono-gozaru.jp

2016年5月14日。殿、全国公開でござる!