映画『癒しのこころみ〜自分を好きになる方法』の完成披露試写会が行われ、主演の松井愛莉をはじめ、共演の八木将康（劇団EXILE）、水野勝（BOYS AND MEN）、秋沢健太朗、橋本マナミ、渡辺裕之、藤原紀香と、篠原哲雄監督が舞台挨拶に登壇した。
本作は、自信を失くした女性が、セラピストという職業を通じて、人を癒し自分も癒されながら成長していく姿を描いた物語ヒューマンドラマ。『花戦さ』『影踏み』を手掛けた篠原哲雄が監督を務め、新米セラピストの主人公・一ノ瀬里奈役を松井、トラウマを抱える元野球選手・碓氷隼人役を八木、碓氷の友人で、元野球選手の上坂浩司役を水野、里奈の先輩セラピストに秋沢、橋本が演じ、里奈が憧れリラクゼーションの道を志すきっかけとなったセラピストを藤原が扮する。
本作で映画初主演となる松井愛莉は、「初めての舞台挨拶で緊張しています」としながらも、「こうやって久しぶりに（キャストの）皆さんと集まって、この映画が完成したんだな･･･と不思議な気持ちになりました」と微笑んだ。
松井の施術を受けた八木は「最初は何にも感じなかった」とダメ出しするも、「だんだんと役と一緒に成長していって、最後の方は本当に気持ちよかったですよ」と松井を称える。それを受け松井は「八木さんは体も大きいので、力も入れなくちゃいけないし体力をつかいました」と振り返り、「覚えることがたくさんあって大変でしたが、親にもマッサージしてあげました」とすっかりセラピストが板についたようだ。
実際に小学生から高校生まで野球を続けてきた八木は、名門・駒大苫小牧高校の野球部出身。「自分の特技が役にたつことができて特別な気持ちです」と誇らしげ。「自分も実際に顔にデッドボールを受けたことがトラウマになったことがあったので、碓氷の気持ちがよく分かった」と吐露。碓氷の役は本当の野球経験者にと言っていたという篠原監督も「ボールを持っただけで、経験者かどうかわかってしまうんです。八木くんのデッドボールの経験は知らなかったけど、結果的に良かった」と笑顔をみせる。
キャストの中で一人だけセラピストの施術を受けなかったという水野は八木が松井の施術を受けたことに「いいなぁ～。次はお願いします(笑)」と羨ましがるも、「僕はずっとサッカーをやっていたので、野球経験者に見えるように頑張って練習しました」と真摯に役に向き合った様子。
この日はコロナ渦の中、「これまで長い自宅生活で試みたことは？」という問いにそれぞれがフリップに書いて回答。現在妊娠中で大きなおなかを抱えて登場した橋本は「発酵食品に凝っていました」と。八木が「タピオカ」、秋沢が「一人サムギョプサル」と食についての答えが続くなか、松井は「植物」に癒されていたそうで、藤原は「私は昔習っていたピアノをまた始めたんですが、結局はアニマル動画で癒されていました」と笑った。
また、藤原はセラピスト役を経験して「寄り添うということがとても大切なことなんだと思いました。（セラピストの技術を）今後も活かしていれれば」としみじみ。最後に主演の松井が「仕事に悩んでいる方、セラピストを目指している方の背中を押せることができたら嬉しいです」と作品をアピールし、舞台挨拶を締めくくった。
＜ストーリー＞
仕事の激務で心が折れてしまった一ノ瀬里奈（松井愛莉）は、偶然出会った有名セラピスト・鈴木カレン（藤原紀香）の施術体験で心と身体がつながっていることを実感し、思わずセラピストの道へ。最初からうまくはいかないが、それでもお客様から「ありがとう」と言ってもらえた時に、今まで感じたことのない充実感が芽生えてきた。そんなある日、受け持ったお客様が、怪我のトラウマに苦しむ元プロ野球選手の碓氷隼人（八木将康）だと知り、自分の施術で再起を応援しようと決意。里奈は奔走し始める――
出演：松井愛莉 八木将康（劇団EXILE） 水野勝（BOYS AND MEN）
中島ひろ子 秋沢健太朗 寒川綾奈 佐々木みゆ 矢柴俊博
橋本マナミ 渡辺裕之 藤原紀香
監督：篠原哲雄
脚本：鹿目けい子 ますもとたくや 錦織伊代
音楽：GEN (Dur moll・Vanir)
主題歌：「癒し」RAY (ビクターエンタテインメント）
挿入曲：「幸せ」SANOVA (ビクターエンタテインメント）
製作：ドリームパートナーズ
制作プロダクション：フレッシュハーツ
配給：イオンエンターテイメント
（ｃ）ドリームパートナーズ
公式WEBサイトURL https://iyashimovie.com/
公式Instagramアカウント @iyashi_movie
公式twitterアカウント @iyashi_film
公式Facebookページ @iyashimovie
７月３日（金）シネ・リーブル池袋他全国ロードショー
