Open Close

映画『お父さんと伊藤さん』 プレミアイベント 舞台挨拶!

私34歳、彼氏54歳、父74歳 今日から突然、3人で暮らすことになりました。

目指すは、シン・ゴジラ!
「期待以上の作品の出来!!」にキャスト感激!!
≪プレミアイベント舞台挨拶≫

s_%e3%83%a1%e3%82%a4%e3%83%b3

『陽だまりの彼女』(13)以来3年ぶりの主演映画となる上野樹里が、自分のペースで日々の暮らしを大切に生きる主人公の女性・彩を伸びやかに演じた映画『お父さんと伊藤さん』が10月8日(土)に公開する。公開に先立ち、9月8日、新宿バルト9にて、主演の上野樹里に加え、主人公・彩の20歳年の離れた彼氏役を演じたリリー・フランキー、頑固ながらも愛くるしい一面を持つ主人公・彩のお父さん役を演じた藤竜也、本作を監督したタナダユキ監督が登壇するプレミアイベントを開催。またこの日は、父親・年上彼氏・娘というお題で募集した川柳の各キャストが選出した賞の発表も行われた。

悪天候にも関わらず満席になった客席を見て、上野は「無事にこの日を迎えられてほっとしている。沢山の方がこの作品を広めていきたいと思っていると思うとすごく嬉しいし、規模的にそこまで大きな映画ではないけど、自分の家族と照らし合わせながら身近に感じて、クスクスと笑ったりグッときたり、じっくり楽しんでもらいたい」と観客へメッセージを。
彩の20歳年上の彼氏で給食センターで働く伊藤さんを演じたリリー・フランキーは「どうも評判がいいらしい。このままいくと『ゴジラ』を超えるんじゃないかという勢い」と茶目っ気たっぷりに話すと、会場から大きな笑いが。続けてリリーが「何気ない家族の話だけど、それぞれの家族にとっての一大事。それを監督が軽妙にユーモアたっぷりに描いていて、最後には温かくなるような話になった」と本作の魅力を語ると、彩の父親役の藤竜也も「出来上がった作品を観て、期待以上にとてもいいものができたと思った。『龍三と七人の子分たち』に迫る勢いの取材のオファーなんですよ。どうします?これゴジラ超えちゃったら」と嬉しそうに答えた。タナダ監督は「思いの外よかったと演者の皆さんが言ってくれてほっとしている」と映画の評価とキャストの本作への想いの深さを聞き、胸をなでおろした。

イベントが始まって早々から、とてもよい雰囲気が流れるキャスト3人の距離感。キャスティングについて監督は「決めては最初のインスピレーション。妄想キャスティングが今回叶ってしまって自分が一番ビックリしている」と語った。本作の役について上野いわく「普段はピントが合わないような決して派手ではない人たちを描いている作品だけど、タナダさんはそこにチャーミングさを映してくれた。そういう役に30歳を目の前にした頃に出会えた。とてもいいタイミングだった」と振り返った。

s_%e3%82%b5%e3%83%96

リリーは監督のインスピレーションでキャスティングをしたという話を聞いて「俺は50歳過ぎたアルバイトのおじさんがバッチリなのか・・・」と嘆げいた様子を見せるも、取材をした女性記者から“一家に一台伊藤さん”と言われるほど伊藤さん人気があるという話題で話は一転、本作における「安定感のある」伊藤さんの魅力を語った。
また、「伊藤さんのように家庭菜園をしている男性がいいなと女性は思うのかもしればいけど、自分はきゅうりを1週間で枯らしてしまいそう」と会場の笑いを誘った。

3人の共同生活にちなみ「人と暮らすこと」について問われると、「完全に行き遅れてしまっているが、この映画で家族に対しての意識が高まってきた。わずらわしいと思っている中に一瞬の幸せがあるんだなと感じた」というリリーに対し、上野は「結婚っていいものですよ!」と自身の経験も踏まえ答えた。藤もご自身の奥様に対して、「長い年月を経て、色々な経験をして、今の僕と妻の関係は最高!」と奥様との深い話を語ってくれた。

この日は映画のテーマに合わせて「父親・年上彼氏・娘」というお題で映画公式サイトより募集した440通の川柳の中から、各人が選んだそれぞれの賞の発表するいという企画を実施。
タナダ監督は「娘を持つお父さんの目線」の句を、藤は「3世代が感じられる」句を、リリーは「スピード感・ヒップホップ感のある」句を、上野は「毎日一緒にご飯を食べることが大事!」という句をそれぞれ選ばれた。「今は料理の影響が大きい」という上野に対して「強烈な影響だな」とリリーからすかさずツッコミが。昨日は何を作ったかという藤の問いかけに「家にあるものでパスタとステーキ」と私生活を快く垣間見させてくれた上野。

最後に上野より「気負わずに構えることなく気楽に観てほしい。笑いたくなったら笑って、とにかく楽しんでください!」と本作を心待ちにしている観客にメッセージを送った。

in_main

in_sub01

in_sub02

in_sub04

「この家に住む!生活費は自分で払う!」息子夫婦の家を追い出されたお父さんが選んだのは・・・
娘の彩と20歳年上(!)の彼氏・伊藤さんが同棲するアパート。
3人の奇妙な共同生活は、嵐のように、突然始まった―!
すれちがう3人の心。やがて訪れる別れの朝。その時彼らが選んだ未来とは―?
とんかつにかけるソースの味をめぐり激論を交わす夕食。うすい壁一枚で仕切られた隣の部屋にいるお父さんの存在にあたふたする深夜0時。そして、お父さんと伊藤さんの間に不思議な友情が芽生えていく日曜日の午後・・。毎日のちょっぴりおかしなハプニングを経て、3人がひとつの家族のようになりかけてきた矢先…「しばらくでかける」情けない文字で書かれた置き手紙がひらりと一枚机に置かれ、お父さんが突然行方不明に。すれ違う3人の心が通じ合う日は、果たして訪れるのかー?そして、お父さんが彩たちの家に来た、本当の意味とは―!?

in_chirashi_table

上野樹里 リリー・フランキー/長谷川朝晴 安藤 聖 渡辺えり/藤竜也
原作:中澤日菜子『お父さんと伊藤さん』(講談社刊)
監督:タナダユキ
脚本:黒沢久子
エンディングテーマ:ユニコーン「マイホーム」
作詞:奥田民生 作曲:奥田民生
企画・製作・配給:ファントム・フィルム
©中澤日菜子・講談社/2016映画「お父さんと伊藤さん」製作委員会
公式サイト:http://father-mrito-movie.com/

10/月8日(土)より、新宿バルト9他全国ロードショー